プロフィール

Pocket

                 

垣内佑規(カイトウ ユウキ)

飛騨高山市出身。吹奏楽部に所属し中学2年よりホルンを始める。

上野学園大学音楽学部卒業。

上野学園大学 器楽コース ホルン専攻卒業。

音大卒業後複数のコンクールを受けるものの調子を崩しホルンが吹けなくなり奏法への理解や練習の仕方を1から見直す。

音大でホルンが思うように上達せず悩んでいたところ、アレクサンダーテクニークに出会う。
卒業後、Body chanceにて本格的にアレクサンダーテクニークを学ぶ。

2018年Body thinkingコーチ、 Thinking bodyコーチ資格取得。2020年アレクサンダー・テクニーク教師資格取得中。(仮免許)

音大にてホルンを上原宏、勝俣泰、萩原顕彰、松崎裕の各氏に師事。

吉田佐和子氏、権座勇一氏「〜音楽家のための〜あなたの魅力発掘セミナー」に参加し 本格的にSNSやブログでの活動を始める。アレクサンダーテクニークをCathy Madden、Jeremy Chance、Tommy Thompson、Greg Holdaway、バジルクリッツァー、安納献、芹沢紀美子、真田由香の各氏に師事。ソルフェージュを有吉尚子氏に師事。下倉楽器にてトム・ロウ氏のマスタークラス受講。

管楽器のための呼吸ワークショップ、『頭真っ白から脱却する』Thinking Bodyワークショップ、〜演奏力をUPする〜音楽表現のためのアレクサンダーテクニークワークショップなどを開催し好評を博す。

現在、NPO法人ミュージックシェアリングサポーティングアーティストにて障害を抱えた子供たちに指導を行っている。

 

ホルンと出会うまでの話。

自分は最初、特に音楽が好きというわけでもなく、家で一日中ゲームしたりアニメを見たりしていたオタクな人間でした。

そんな自分もおぼろげながら自分は何をして生きていこうかと思っていました。

小さい頃から英語塾やバスケットをやってみたり、水泳を習ってもいました。ただどれもあまりやりたいわけでもなく自然とやめていました。

そんな頃中学の吹奏楽部に入部することになりました。実は最初はトランペットでした。

ただ自分が左利きであったこともあり思うように楽器が吹けず中学二年生からホルンに転向。

最初は「何だこのグルグルしたのは」と内心思っていましたがトランペットと違っていとも簡単に音が出たんです。

ホルンパートの先輩に褒められるのが嬉しくて気がついたらホルンを毎日吹くようになっていました。

 

 

 

音楽の道を志したきっかけ

自分が音楽の道を志すようになったのは中学の頃、吹奏楽部で見たシエナ・ウインドオーケストラの演奏をビデオで見たことがきっかけでプロのホルン奏者を目指したことがきっかけでした。

https://sienawind.com

 

 

 

 

 

 

 

 

人生ではじめてプロの演奏というものに触れて、お客さんと演奏者が一体になって音楽を楽しんでいる姿に感動して、

自分もプロのホルン奏者になってお客さんを楽しませたい。人の心を打つような演奏がしたい。」

と思うようになりました。

そこから学校から借りてきたホルンを家に持って帰り練習する日々が始まりました。

そこから毎日練習の日々。

高校も音楽が学べる環境がいいと思い、音楽コースのある高校に入学しました。

音楽大学に進学するためにプロのホルン奏者にレッスンを受けるようになったりピアノやソルフェージュなどもレッスンを受けて時間があればとにかくホルンを吹いてばかりいました。

 

 

ホルンの音が出なくなり希望の大学に入れず

当時はとにかく練習演習の日々。

運よくプロのホルン奏者にレッスンして頂ける機会に多く恵まれアドバイスされたことを試して少しずつホルンも上達するようになりました。

高校三年の頃にも先生から「この調子なら大学の受験に間に合うかも。」と言われ、この調子なら音大にいけるかもと希望を持っていました。

ただある日いつも通り練習していたら、原因不明の不調に陥り、ホルンの音が全く出なくなってしまったんです。

理由も全くわからない。どうすれば改善するかもわからない。当時はただただショックで立ち直れないくらいでした。

時間をかけてホルンの音も出るようになっていましたが、1オクターブがせいぜいで曲なんてまともに吹けませんでした。

たまたま母に勧められて受験した大学になんとか受かりはしたものの、自分が希望していた大学ではありませんでした。

 

 

 

アレクサンダーテクニークを学び始める

僕自身高校の頃からホルンの調子を崩した状態で音大へ進学してしまったため音がまず出ないという状況からのスタートでした。音大では合奏の授業もありなんとかして音を出さなければいけませんでした。

当時はとにかく練習するしかない。と思い、大学や家に籠って練習の日々。ですが状況は良くなるどころか悪くなる一方でした。

レッスンでアドバイスを求めて取り組んでも効果がなく余計に音が出なくなっていました。

どうにかしなくてはいけないとインターネットに転がっているあらゆる楽器の上達に役立つ情報を探し回っていました。

そんなときホルン奏者でありアレクサンダー 教師であるバジル・クリッツァーさんのブログを見つけました。

 

 

これまで探していた情報とは全く異なる考え方、方法論

当時はインターネットの情報も少なく、楽器の上達に役立つ情報も限られていました。

特に自分はアンブシュアについて悩んでいたのですが、多くはアンブシュアは正しい形に直したほうがいいいという考え方が大半でした。

ですが、バジルさんのブログではアンブシュアの見た目は無理に直さなくていい。それよりも体全体の使い方を変えていくことで自然とアンブシュアの見た目も良くなっていくというものでした。

直感的にこの人にレッスンを受けたら何か見えてくるかもしれない!と思い早速バジルさんに直接コンタクトを取りレッスンを受けることにしました。

そこで楽器の構え方や練習方法などについて教わったり、バジルさんにアレクサンダー テクニークのレッスンも紹介してもらいました。

 

 

アレクサンダー テクニークを実践して徐々にホルンが上手くなっていった。

頭が動いて体全体がついてきて、、、

最初はアレクサンダー テクニーク って一種の宗教なのか?と半信半疑でしたが、これまでホルンのレッスンで受けたアドバイスが効果がないのに対してアレクサンダー 教師のレッスンを受けると不思議と音が響くようになったり、楽にホルンが吹けるようになっていました。

なぜかはわからないけど、ホルンが上手くなってる!

  • 吹いていると体が力んで音が出なくなる。
  • 音が響かない。
  • アンブシュアが安定しない。
  • 練習しても音域が広がらない。
  • すぐに口がバテてしまう。

当時自分が悩んでいたことです。

ですがこれも自分が吹いている時の考え方や身体の使い方に原因があることがわかってきました。

だんだんと音が出るようになってきて大学の授業に徐々にもなんとかついていけるようになったんです。

 

 

 

 

卒業後の進路をどうするか?

大学卒業後、どうやって生きていこうかとモヤモヤしていた時期がありました。

ホルンのレッスンを受け続けホルンの技術を高めたり、いろんなコンクールやオーディションに応募していました。

高校の頃にお世話になった方にコンタクトをとってみたりもしました。

ただ少人数の大学だったこともありコミュニケーションが取れなかったり、上手く人間関係を広げることができませんでした。

ホルンも吹くことが怖くなってスランプに陥っていきました。

自分は音楽の才能があるわけでもないし、特別ホルンが上手い!というわけでもない。

でもホルンで食べていきたい。どうすれば自分のスキルを活かせるのか悩んでいました。

 

 

SNSで発信活動を始める

ある時、とりあえずツイッターやFacebookでこれまで学んできたことを発信してみようと思い立ちました。

同じ時期に自分のブログも開設してみました。

最初はこれまで全く文章なんて書いた事がなくて自分にできるんだろうかと不安でしたが、やり続けているとそこから同じように発信活動をしている方と出会う事ができました。

そこから自分が知らなかった情報や成長できるチャンスを頂き本格的にブログで発信をするようになったんです。

またアレクサンダーテクニークを専門的に学んでみようと東京の養成学校にも通い始めました。

 

 

アレクサンダー テクニーク教師資格の取得に向けて学び始める

以前からアレクサンダー テクニークをもっと深く学ぶことで演奏上のパフォーマンス維持やもっと上手くなりたい人の演奏技術向上に役立てるのではないかと考えていました。

ただ昔は半信半疑で「もしも騙されていたら!」なんて考えていました。

でも上手くいくかは分からないけどチャレンジしてみたい!という気持ちがだんだん強くなりアレクサンダー教師になる決心をしました。

現在では教師資格(仮)取得もして教師として活動できています。

 

過去の自分と同じように悩んでいる人のサポートをしたい

実は高校の頃、真面目に練習している後輩が伸び悩んでいるのを見て自分がもっと上手くなって同じように悩んでいる人の役に立てればと考えていました。

ただ当時はどうすればそんな事ができるのかなんて全くわかりませんでした。

ですがこれまで奏法のことを研究したり、身体の使い方やソルフェージュ、表現について学んできたおかげで

レッスンで生徒さんのやりたいことができるように効果のある提案をしていけるようになりました。

自分は音楽の才能があるわけでもないし、特別ホルンが上手い!というわけでもない。

でもだからこそ表現したいことが上手くできなかったり伸び悩んでいる人の的確なサポートができると考えています。