・ホルンって1日にどのくらい練習すればいいの?
・練習時間を増やしているのに上達しない。
・練習時間たくさんを確保できないと上手くならないのか?
楽器を始めたばかりの方は特に練習時間が多ければ多いほど上手くなると考えてしまいます。
自分も以前は練習時間を増やすことが良いと思っていました。
でもそれではホルンは全然上達しません。
楽器の練習時間は長ければいいという訳ではないんです。その4つの理由を紹介します。
目的が練習時間をこなすことだけになっているから
「今日は5時間楽器の練習するぞ!」と練習時間だけ増やしても上達はしません。
なぜなら練習時間が長ければ無理に吹き過ぎて唇がバテている状態になってしまうからです。
ぼくも以前はたくさん練習すればいいとがむしゃらにホルンを1日に5時間近く吹き続けていました。しかし、結果は全くと言っていいほどホルンが上手くなりませんでした。
練習時間を長くすると上手くなるための練習ではなく練習時間をこなすだけの練習になってしまうんです。
1日に何を進歩させたかが大事だから
結局、楽器が上達するには、1日に自分がどれだけ進歩できたかが大切です。
なぜなら何も変化がなければ上達しないからです。
例えば、毎日5時間練習して何も進歩しないよりも、1時間の練習で1つでいいから成長した方が上手くなるはずですよね。
練習時間の長さというより積み重ねが大切なんです。
人によって必要な練習時間は違うから
個々のレベルの違いによっても必要な練習量は変わります。
初心者、中級者、上級者、プロレベルでは求めているものや練習の目的、身体的な違いで、可能な練習量や必要な練習時間が変わるからです。
例えば普段から楽器の練習をしたことがない人がいきなりプロの練習にはついていけませんよね。
初心者の場合、音を出すために必要な筋肉が育っていないため、長くても1時間程度で唇がバテてしまいます。
反対にプロはこれまでの練習でどうすれば効率良く吹けるのかを理解していますし、アンブシュアの筋肉も鍛えられています。だから長時間練習していられるんです。
また楽器の種類によっても練習可能な時間は変わってきます。
ピアノや打楽器は、音を生み出すということにあまりストレスが無いため長時間練習が可能。
金管楽器の場合は唇を消耗させて音を生み出しているので、練習量も限られてくることが多い。
練習時間に正しい答えはありません。
なので自分にとって適切な練習量を自分で探していく必要があるんです。
ちなみに自分が練習量を決める上で判断材料にしていることは以下の2点です。
①唇が振動しにくくなっていたり音質が悪くなっているか。
②次の日吹いたときに疲れが残っているか。
この2点が当てはまるなら吹きすぎなので練習量をいつもより減らしたり練習を休んでみるといいでしょう。
練習時間の長さはあくまで結果だから
人によっては本当に一日中練習されている方もいます。
しかし、このような練習は今までの練習で得た経験や技術が身についているから可能なんです。またとにかく楽しいから吹いているだけという場合もあるでしょう。
自分も以前は練習時間を長くすることばかり意識していました。ですがただ無理に吹いているだけなので上手くなりませんでした。
吹き方が良くなってくるほどに練習時間が増えても問題なくなっていったんです。また上手くなるのが楽しいから気付いたら何時間も練習していたということもありました。
たくさん練習するから上手くなる訳ではありません。技術があるからたくさん練習できるというだけの話なんです。
まとめ
ここまで練習時間についてご紹介しました。
大抵は練習時間が長ければ長いほど自然と上達すると思いがちです。しかし、たくさん練習したからと言って上手くなれる訳ではありません。
- 練習の目的が練習時間をこなすことになっている。
- 上達はどれだけたくさん練習したかではなく、何が進歩したかが大事。
- 一人一人の目的に応じて必要な練習時間は違う。自分に合った練習時間がベスト。
- 練習時間の長さはあくまで結果。
大切なのは、何を進歩したか、熱中して練習できたかどうかです。
練習時間の長さはその結果でしかありません。
この記事をきっかけに自分にとっての適切な練習時間を探してみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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