ホルンでリップトリルができるようなる5つのやり方

ホルンでリップトリルができるようなる5つのやり方
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・リップトリルが苦手で練習する気になれない。

・リップトリルのコツや効果的な練習方法を知りたい。

・いつもトリルは指で誤魔化してしまう。

 

リップトリルはちょっとしたコツを掴めばすぐに吹けるようなものではなく地道な練習の積み重ねで吹けるようになってくるものだと言われています。

ですが練習の効果を感じられなかったり、リップトリルに苦手意識があると練習をする気になれないかもしれません。

自分もリップトリルはとても苦手でした。だからいつも指で誤魔化して吹いていました。

ですが以下の5つの方法を実践して速いテンポでもリップトリルが可能になってきました。

今回はホルンのリップトリルのやり方と練習方法について紹介します。

記事内容をこちらの動画で解説しております。↓

 

リップトリルの本質

リップトリルと聞くと難しい演奏技術のように聞こえますが実際はそんなことはありません。

なぜならリップトリルとは、タンギングせずに隣り合った倍音を交互に移動し続けることだからです。

例えばどんな人でも音を高くするのは息のスピードを少しあげたり口の中を狭くしたり唇を閉じればできますよね。

反対に降りてくる場合も息のスピードを少し下げたり唇を緩めれば可能です。

単にそれが交互に繰り返しているだけなんですね。

 

リップトリルの5つの要素

リップトリルには以下の5つがポイントになります。これらの5つを組み合わせることでトリルも速くなっていくでしょう。

それぞれ解説します。

・繊細な息の流れ

・正確なリズム感

・隣り合った倍音の抵抗感や距離感。

・アンブシュアの動き

・マウスピースの密着

 

 

 

繊細な息の流れ

以前の自分もそうだったのですが、そもそもリップトリルが苦手な人は息の勢いに頼りすぎて音量が変わっている場合が多いです。

速くトリルしようとして息を押し込んでいたりするからです。

隣り合った倍音を移動する程度なので速くなればなるほど息の変化は少なくなっていきます。

練習方法としては以下の3つが効果的でしょう。

  • 4分音符のトリルで息の流れを確認する。
  • ppでのリップトリル練習。
  • 上の音から始めるリップトリル

トリルを速く移動したかったら口の中は狭くしたほうがやりやすいです。そのほうが息の流れが繊細になっていきます。

 

正確なリズム感

リップトリルではついつい速さを追求しがちですがリズムの正確さを求めたほうが結果的に速くトリルできます。

リップトリルが上手くできない場合リズムが詰まっていたりして本来音が鳴るタイミングとズレてしまっていることがあるからです。

具体的な練習方法としては4分音符、8分音符 16分音符の順でリップトリルする方法がオススメです。

メトロノームを使いながら練習してみましょう。

この練習は全て2で割り切れるリズムを並べています。これによりより正確なリズムが刻み易くなります。

 

隣り合った倍音の抵抗感や距離感。

金管楽器は隣り合った倍音には必ず楽器の抵抗が生まれるのでそれを計算に入れて吹くとやりやすいです。

また倍音によって音が鳴りやすい距離感も変わるので、それも計算に入れながら吹くと良いかもしれません。

このように吹き方というよりも倍音や楽器の特性を利用したほうが上手くいく場合があります。

自分も以前は、楽器の抵抗感や倍音の距離感を考えていませんでした。

もちろん練習していくなかである程度は速くなっていきましたが限界がありました。

だけど、楽器の抵抗感や倍音の距離感を意識していくなかでよりトリルがやり易くなっていきました。

 

 

アンブシュアは動いてもいい

アンブシュアを動かすなと指導された方は多いかもしれません。ですが全く唇を動かさないでリップトリルすることはできません。

唇の繊細な動きを使っているというほうが正しいです。速くなればなるほど、より繊細な動きが必要になります。

もちろん見た目には動いていないように見えるかもしれません。

ですが実際は唇は動いています。練習するときにその動きを使っていきましょう。

 

 

マウスピースの密着

マウスピースの密着は特にテンポが速くなればなるほどリップトリルで効果的です。

なぜなら速くなればなるほど、息の流れや唇の動きだけに頼りがちになってマウスピースの密着が減ってしまうからです。

速くなればなるほどその2つだけでは限界があります。

音を変えるための力とマウスピースの密着をバランスよく使うことで速いリップトリルも可能になってきます。

 

まとめ

ここまでリップトリルのポイントについて紹介してきました。

リップトリルができるようになるためにはやはり地道な練習の積み重ねが必要です。

ですが、闇雲に繰り返し練習してもあまり意味はありません。

一日5分、10分程度で構わないので以下のポイントを取り入れて練習してみてください。

・繊細な息の流れ

・正確なリズム感

・隣り合った倍音の抵抗感や距離感。

・アンブシュアの動き

・マウスピースの密着

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

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