
・フラッタータンギングをできるようになりたい。
・フラッタータンギングを教えるときのヒントが欲しい。
・フラッターができない原因とは?
フラッタータンギングとはルルルと言いながら巻き舌をして音を鳴らす奏法です。
ですが人によっては「その巻き舌がそもそもできないんだけど、、」と感じる人もいらっしゃるのではないでしょうか?
自分も以前は巻き舌が安定してできなくて運任せになっていました。ですが最近フラッターの舌の動き方やポイントが言語化できてきて自分でも吹いていても安定してフラッターがかかるようになっていきました。
なので今回はフラッタータンギングのポイントや舌の動き方についてお伝えします。
この記事がフラッタータンギングができるようになるキッカケや教える際のヒントになれば幸いです。
最近フラッタータンギングの舌の動きを言語化(主観ですが)ができてきて、フラッタータンギングする時のポイントや教えるときに役立つ舌の動きなどをブログに書こうかなと思っているのですが記事を読みたい方はいますか?
— かいとう|ホルン奏者 (@HornKaichi) July 21, 2022
もくじ
巻き舌はどのような原理・仕組みなのか?
そもそも巻き舌は上の歯茎に舌をつけたり離したりを繰り返して振動している状態のことです。
以下の画像をご覧ください。巻き舌しているときは青い矢印のあたりに舌が触れています。
この触れている場所と舌がまるで上下の唇のような役割をしています。息を吐くことで舌がブルブルと震えているわけです。

ルルルと言っても巻き舌ができない人の原因は?
ルルルと言っても巻き舌ができない原因は以下の3つが考えられます。
・舌が上の歯の歯茎に触れていない。
・息が吐く力が弱い。
・舌の動きが固まっている。
舌が上の歯の歯茎に触れていない。
巻き舌は舌が上の歯茎から離れていると絶対にできません。
試しに舌を後ろに引きながらルルルと言ってみましょう。言えましたか?言えないですよね。
巻き舌ができない人は舌がそもそも後ろに引いてしまっている可能性があるんです。
息を吐く力が弱い
息が流れていないと巻き舌がかかりにくくなってしまいます。
息の流れによって舌が離れる時間がないといけないのです。ですが途中で息が止まり舌が歯茎に触れっぱなしになっているんです。
特に巻き舌するときは舌によって息の流れが遮られるためより強く息を吐く必要があります。
舌の動きが固まっている。
舌の筋肉は首の筋肉や腕の筋肉などとも連動しています。
なので何らかの理由で身体にストレスがかかったり動きが固まってしまうと舌も動きにくくなって巻き舌がやりにくくなります。
フラッタータンギングをするときに役立つ3つのこと
以上のことからフラッタータンギングをするときに以下の3つを提案したいです。
・アレクサンダーテクニーク
・お腹の筋肉、骨盤底筋群を使って息を吐く
・舌で唇を作るイメージを持ちながら上の歯の歯茎に触れる。
アレクサンダーテクニーク
舌の筋肉というのは首や腕などの筋肉と連動して動いています。なのでアレクサンダーテクニークを使って頭と脊椎の動きが良くなれば舌の動きも良くなりフラッターがかかりやすくなります。
具体的なやり方や詳しい内容はこちらをご覧ください。↓
お腹の筋肉、骨盤底筋群を使って息を吐く
息を吐くときに主に働いてくれる筋肉は
・お腹周辺の筋肉。
・骨盤の底にある筋肉
の2つがあります。
以下の画像を見て実際の身体のイメージを掴んでみてください。
外腹斜筋・内腹斜筋

腹横筋

骨盤底筋群

舌で下唇を作るイメージを持ちながら上の歯の歯茎に触れる。
フラッター(巻き舌)の舌の使い方は唇の振動の原理と非常に近いものがあります。
金管は唇が息の力によって振動することで音を発生させます。
それと同じように巻き舌も舌が上の歯茎に触れて息の力によって離れることを繰り返して震えているわけです。
実際に舌が振動しているかどうかはわかりませんが、このようなイメージを持つことでフラッターがしやすくなります。
フラッタータンギングの具体的なやり方のプラン。
ここからはフラッタータンギング の具体的なやり方についてです。
以下の手順で試してみてください。
①頭の繊細な動きが体全体の動きに影響すると思いながら(アレクサンダーテクニークを使いながら)
②舌で下唇を作るイメージを持ちながら舌を上の歯の歯茎につけながらルルルと言いつつ息をお腹or骨盤底筋で押し出して発音する。
舌が短いからフラッターができないって本当なの?
ここまでフラッタータンギング についての身体の使い方について紹介してきました。
最後に1つだけ。
フラッターは元々舌が短い人にとってはどんなに練習してもできるようにはならないという意見を聞きます。いわゆる才能だと。
ただ本当に巻き舌ができないくらい舌が短ければそもそもラ行が全く言えないはずですし、通常のタンギングもかなり難しくなってしまいます。そんな人の方が逆に珍しいのではと感じてしまいます。
ただこれも自分の主観なのでもし本当に先天的に舌が短い人がいるのなら是非色々と話を聞きたいです。
個人的にはフラッタータンギングができるかどうかは才能の問題ではなく巻き舌の体の動きを知らないだけではないかと感じています。
この奏法に関して今回の記事が何かのお役に立てれば幸いです。
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