身体の力み(喉と腕、手の力み)について 

身体の力み(喉と腕、手の力み)について 
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・喉を開けて!と言われるけどどうすればいいか分からない。

・吹いていると腕や指が力んで痛くなることがある。

・力を抜く方法が分からない。

 

よく身体の力を抜いて!とか、力まないで。ってレッスンでいわれたりとか、吹いていると力がはいってしまって上手く吹けないことってあると思います。

自分も学生の頃はそれこそ気合と根性だけで吹いていました。

じゃあ力むと何がまずいのかというと息の流れが止まりやすくなってしまうからです。管楽器は息の力で音を生み出しているので流れが悪くなるとそれだけ口がバテやすくなったりしまうからです。

なので今回は学生の頃の自分も悩んでいた、喉と指の力みについて書いていきます。

 

身体の力みの原因とは?

そもそも身体の力みというのはなぜ起こるのか?というと使ったほうがいい力ではなく使わなくてもいい力が代替して音を出しているからです。

身体の力を全て抜いてしまうとそれはそれで音が鳴りません。ある程度の力は必要です。

ただ何の力を使うと良いのか分かっていないと身体は無意識に他の筋肉の力を使ったり力が入らなくても音を出そうと頑張ってしまうのです。

 

 

喉が力んでしまう理由

自分も喉を開けて!とかリラックスさせて!と言われてきました。特にハイトーンで息圧を高めているときに喉は力んで締まりやすくなります。

息の圧力は舌を持ち上げたり、口を閉じたり、お腹の力を使って空気を押し出すことで作り出せます。
ただお腹の力で息を吐くのを忘れていたりすると喉から息を吐こうとして力んだり圧を高めようとして喉を使ってしまうんです。

 

 

手や指が痛くなったり腕が力む原因。

自分が知っている範囲だと腕や手が力む理由は2つあります。

・可動域が少ない動きを使っている。

・本来仕事をしない動きで代替している。

 

可動域が少ない動きを使っている。

これは以前クラリネットの方をレッスンしていたときに発見したことです。

実は指は曲げたりする動きは得意ですが反対に後ろに反るのは動く範囲が少ないんです。そのためレバーを押さえるときに指を後ろに離してしまうと腕が力んだり指が痛くなることがあります。

 

本来仕事をしない動きで代替している。

吹き方によってはピストンの動きを意識することで極端な息の吹き込みを抑える方法もあります。

こういった吹き方をすると無意識に音を変えることを指や腕でやろうとすることがあります。

あくまで音は息によって生み出されるものなので腕や手は本来は音を変える仕事はしません。

 

 

身体の力を抜くキッカケを掴むためのヒント

これまで力を抜いて吹いたことがない人は力が抜けた経験がないため間違った感覚だと感じやすいです。

なので何かしらのキッカケで体験しておくことが大事になります。

 

アレクサンダーテクニーク

そのための手段としてアレクサンダーテクニークがとても便利です。こちらの記事からやり方を紹介していますので試してみてください。

アレクサンダーテクニークとは?

 

 

本来どこが仕事をするか。

お腹は息を吐くための仕事をします。腕は楽器を持ち上げたり、支えるための仕事をします。

唇は振動を生み出すためのアンブシュアを形作ったり支える仕事をします。音を変えるときにも出口を小さくして音を変えるキッカケを作り出せます。

こんな風に身体のどこがどんな働きをしてくれるのかを考えてみましょう。

 

 

力のバランスを見直す。

楽器は息だけ、唇だけ、みたいに1つの力で音を生み出しているわけではありません。音をきいて楽に鳴らせるバランスをとっています。

息を吐きすぎていないか、反対にどこかに意識がいきすぎていないかをチェックしてみましょう。

 

 

まとめ

ここまで喉と腕や手に力が入ってしまう理由と力を抜く方法を紹介してきました。

音を出すためには力は必ず必要なので力をゼロにするという話ではありません。ただ力を使っていないと感じるくらい工夫することはできますのでこの記事が何かのキッカケになれば嬉しいです。

それでは。

 

 

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