
・一生懸命練習しているのに、なかなか楽器が上達しない。
・もっと努力すれば報われるはずだ。
・自分が上手くならないのは練習が足りないからだ。
ホルンの上達には日々の練習が大切です。ですが吹けば吹くほど上手くなるといった単純なものではありません。
僕自身もホルンを毎日練習していましたがなかなか上手くならない時期がありました。
しかし、今思うと練習に対する自分の考え方に原因がありました。
今からご紹介する5つの考え方で練習すると楽器の上達を感じやすくなります。今回の記事では、楽器が上達する考え方を紹介します。
上手くいかない自分を認める。
上達しない時ほど自分を否定してしまいやすく現状を冷静に観察できないことが多いです。そのためにもまず自分を認めることが大切です。
上達するには必ず自分はどんな音を出しているのかどうやって吹いているのかの現状把握が明確になっている必要があります。
誰かと比べるのではなく今より少しだけ上手くなれば良い。
CDやyoutubeでプロの演奏と自分を比べてしまって自分は全然上達していないと考える人もいるかもしれませんが本来上手くなるというのは、10がいきなり100になることではなく、10を11にすることです。
なぜならあまりにもレベルの高い目標を練習で設定してしまうとなかなか上達を感じられず練習する気力が無くなってしまうからです。https://ja.wikipedia.org/wiki/学習性無力感
楽器の上達はゲームのレベル上げと一緒です。
レベル1の主人公がいきなりレベル100にはなれませんよね。ですが、レベル2とか3くらいだったらすぐに達成できます。
- 今までより少しだけ響く良い音を出そう!
- ハイBまで出せたからハイCを今日の練習で出せるようにしよう。
- 曲のワンフレーズだけ吹けるようにしよう。
上達の速度や演奏技術の高さは個人差がどうしてもあるので、他人と比べてしまうと自分に必要な練習をする事が難しくなって上達しにくくなってしまいます。
もし比べるとしても過去の自分にしてあげましょう。

失敗から学ぶ
楽器は失敗から学ぶことで上達していきます。
なぜなら失敗がないと感覚を洗練させることができないのでどの程度のバランスや加減で吹けば良いのかが体感で分からないのです。
以前の自分もそうだったのですが、失敗を怖がり過ぎて試行錯誤もできず全く上達しませんでした。
全く失敗しないということは全く成長しないということでもあるんです。

上手くなりたいという自分の気持ちに素直になる

頑張って練習しているのに上達しないという事が続いていると、どうせ練習しても上手くならないと諦めてしまうかもしれません。このように考えてしまう気持ちは良くわかります。
しかし今までの過去は楽器の上達に全く関係ありません。大切なのは今よりも上手くなりたいかどうかだからです。
いつもの感覚を正しいと判断している。
上手くなる瞬間というのは、必ず何かしらの違和感を感じるものです。
なぜなら上達するということは自分が今まで経験したことがない領域(音域、音色、音楽性など)を経験することだからです。
人間の脳は現状維持を好むため、いつもと同じ感覚=良い状態であることだと勘違いしやすいです。
だからたくさん練習していてもこの違和感を受け取れないと同じところをグルグルグルグル回っているだけになってしまいます。
違和感は上達の道しるべなんです。
まとめ
ここまで楽器が上達するための考え方についてご紹介してきました。
- 自分を認める。
- 今より少しだけ上手くなる。
- 失敗から学ぶ
- 上手くなりたい自分の気持ちに素直になる。
- 違和感は上達の道しるべ。
これらの考え方に変えるだけで、練習のモチベーションも保ちやすくなりますし、楽器が上達するスピードも以前より速くなってくるでしょう。
最後までお読みくださりありがとうございました。