パァン!とクリアで張った音を出すための3つの方法

パァン!とクリアで張った音を出すための3つの方法
Pocket

・音がパァン!としたクリアでよく通る音を出したい。

・どうしても音がこもって聞こえる。

・音をビーン!と張るためには?

 

 

コタロウ
コタロウ
ホルンの音をもっとパァン!ってハッキリした音で吹きたいのにどうしても音が優しくなっちゃう。
もしかして音が綺麗じゃないとダメだって思ってない?
実は曲によってはあえて汚い音を出した方がいい場合があるんだ。
ユウキ
ユウキ

 

コタロウ
コタロウ
え!汚い音でもいいの?綺麗な音が正解なんだと思ってた。

音色が柔らかくて綺麗であることが正しく、荒々しく雑味のある汚い音が間違いだと考える人は多いです。

ですが綺麗な音を意識しすぎるとパァン!と音が鳴らずに弱々しく聞こえがちです。

今回はハッキリとしたクリアな音色を出す方法を紹介します。

 

 

 

綺麗な音が正解で汚い音が間違いという勘違いはどこから生まれるのか?

CDや演奏動画等の音源は音質も良い状態のものが多いです。なので音源と同じ音を出そうとして綺麗な音を出そうとしてしまう場合があります。

音源で聞いた音色が実際の音とイコールとは限りません。むしろ少し音に雑味がある場合があります。

 

コタロウ
コタロウ
でもCDやYoutubeでみんなホルンの音を聞くと柔らかくて綺麗な音に聞こえるんだけど。

 

実はホルンの音というのは、ベルが後ろを向いているから壁に反射した音がお客さんの耳に届いているんだよね。だから音色が柔らかく聞こえやすい。実際はそこまで柔らかく吹いていない場合もあるんだ。
ユウキ
ユウキ

 

それに録音された音というのはある程度加工することが可能だし、実際に演奏している場所がある程度響く場所であればあえて響かせようとしなくても音が響いて綺麗に聞こえることがある。
ユウキ
ユウキ

 

コタロウ
コタロウ
自分が聞いた音の印象と実際の音にはかなり差があるんだね。

 

 

ホルンの音色のイメージを変えてみよう。

コタロウ
コタロウ
録音した音と実際の音に違いがあることは分かったけど、具体的に何をすればいいんだろう?

 

じゃあ実際に曲を聞いてみようか。ホルンの音のイメージが変わるよ。
ユウキ
ユウキ

ヴァン・マッコイ 作曲 アフリカン・シンフォニー

 

ブラームス作曲 交響曲第1番 第4楽章

 

ホルンの荒々しさが良い意味でアフリカの草原の広大さや曲の壮大さを表現しているよね。
ユウキ
ユウキ

 

ホントだ!動画で聞いても思ったよりも音に雑音が混じってる。綺麗な音ではなく作曲者が求めている音色を出せることが大切なんだね。

 

 

短い音で発音をかなりハッキリとタ!

単純に音がハッキリしない人はタンギングが弱すぎる場合がある。
ユウキ
ユウキ

 

コタロウ
コタロウ
そういえば音を柔らかく出そうとしすぎてソッと発音していたかも。

 

音の出だしは音色の印象を決めてしまうからね。発音が優しければ音色も柔らかくなりやすいし、反対にハッキリタンギングすれば音色も硬く張った音になりやすいんだ。
ユウキ
ユウキ

 

ユウキ
ユウキ
練習方法としてわざと短く単音で思い切り強くタ!と発音してみよう。

 

 

ゲシュトップの練習をしてみよう。

音のツボを狙いきれていないと音が篭ってしまったりストレスのかかった音に聞こえる原因になることがあります。ちなみに音のツボとは楽に唇の振動が楽器に共鳴する場所のことです。

ゲシュトップの練習によって音のツボを狙いやすくするんだ。ビーンと金属的な音が出るところを探してみよう。そこを狙って発音すれば音色も荒さがありつつ、音が遠くまで響く音になっていくから。
ユウキ
ユウキ

 

コタロウ
コタロウ
音色に粗さがあってもいいといっても無理して吹いているわけではないんだね。
音のツボからズレて吹いていたら楽器が鳴りにくくなってしまうからね。
ユウキ
ユウキ

 

こちらも合わせて読みたい

ゲシュ-トップ奏法の具体的な3つのポイント

 

まとめ

ここまでハッキリとしたクリアな音色を出す方法について紹介してきました。

ポイントは以下の3つです。是非練習の参考にしてみて下さい。

・実際に演奏会に足を運んだりいろんな曲を聞いて音色のイメージを変える。

・短い音で強くハッキリと発音する。

・ゲシュトップの練習で楽に鳴らせるポイントを探す。

それでは。

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です