「大人から始めてもなかなか上達できないから。」と考えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、ホルンやトランペットといった管楽器は年齢が上がるにつれてアンブシュア周りの筋肉の発達に時間がかかり唇の柔軟性が失われていきます。
ですがだからといって全く上達できないわけではありません。
むしろ大人から始めた方のほうが飲み込みが速くて上手くなっていける場合もあります。
今回は大人から金管楽器を始めるときに意識してほしいポイントについて紹介します。
大人から始めるときのメリット
自分は中学生の頃からホルンを吹き始めました。
ですがその頃から練習を続けていたから上手くなれたかというと全くそんなことはありません。
むしろその時は、ある程度無理ができてしまうため、とにかく繰り返しできるまで練習ばかりしていました。
でもホルンが上手くなることはできませんでした。
学生の頃から練習したほうが上手くなる気がしますが、その時期ってまだまだ客観的に自分を見ることができないことがあるんです。
例えば無意識に失敗を怖がったり、上手くいかないことを認められないので上達できないわけです。
反対に大人から始めた方は自分のことをある程度冷静に判断できるようになっているので自分に必要な練習を選択できます。
またこれまでに経験した辛かったことや嬉しかったことを音楽で表現できるので大人になればなるほど音楽の表現に深みが出てきやすいです。
上達するために必要なこと
ではどうすれば楽器が上達していけるのかをここから解説していきます。
ポイントは3つです。
・小さな変化を日々積み重ねる。
・練習の目的を決める。
・より効率的な身体の使い方
いきなり完璧を目指さない。小さな変化を日々積み重ねる。
練習をするとき、いきなり理想的な演奏を目指すのではなく、今よりもほんの少しでも良くなった部分に着目していきましょう。
なぜならあまりにも目標が高すぎると自分で自分を減点方式で評価して練習のモチベーションが下がってしまうからです。
ついつい僕らはまだ出来ていないことに着目してしまいます。ですが自分が100パーセント出来ないことってほとんどありません。
たとえ50パーセントだったとしても半分はできている部分があるということになります。
その部分に目を向けて練習を進めてみましょう。
練習の目的を決める。
リップスラー、ロングトーン、タンギングといった基礎練習をするときにどういった目的で練習するのかを考えておきましょう。
そうすることで効果のない練習を止めることができ、より効率よく楽器が上達していくことができます。
練習内容を決めるときは正しいかどうかで判断してしまいがちです。
ですが、人によって練習の効果は全く違います。
ある人にとって正しいやり方でもある人にとっては逆効果になる場合もあります。
正しいかどうかではなく自分にとって効果があるかどうかで判断しましょう。効果のない練習を続けても上手くならないですから。
②身体の使い方
演奏する際の身体の使い方を工夫することが大切です。
効率的な吹き方を身につけておくことでより自分が表現したいことが取り組みやすくなるからです。
自分も身体の構造や仕組みを理解し始めてから少しずつホルンが上達していきました。
以下の記事が参考になるので読んでみてください。
・頭と脊椎(アレクサンダーテクニークとは?.html)
・楽器を構える際の腕の使い方(https://xyzzy.site/楽に楽器が持ち上がる!ホルンの構え方の5つの/楽に楽器が持ち上がる!ホルンの構え方の5つの.html)
まとめ
ここまで大人から楽器を始めるときに意識してほしいポイントについて紹介しました。
- 小さな変化を日々積み重ねる。
- 練習の目的を決める。
- より効率的な身体の使い方
以上のポイントを意識しながら日々練習すれば楽器の上達も早まっていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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