ホルンの音量をアップする6つのヒント

ホルンの音量をアップする6つのヒント
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「ホルン!音が全然聞こえないよ!もっと大きな音出して!」

自分も中学の吹奏楽部の頃は特に言われ続けていました。どんなに大きくしようと頑張って吹いても注意され続けていました。

音量=息をたくさん吐く!と思われがちですが本当に必要なのは音の響きです。

以下の5つを実践することで曲の中でもホルンがしっかりと聞こえるくらい音を鳴らすことができます。

今回はホルンの音量を上げる方法についてご紹介します。

 

 

音が大きくなるために必要な6つのこと

楽に音が響けばそれだけ音が大きく聞こえやすくなります。

以下の5つがポイントになります。

①息の量を増やす。

 

②アレクサンダーテクニークを使う。

 

③唇と息のバランス。

 

④右手の入れ方。

 

⑤音色の捉え方。

 

⑥パート内で音程や音色を揃える。

それぞれ解説していきます。

 

 

息の量を増やす。

音の響きを増やすためにはたくさんの息を吸ったり吐いたりする必要になります。

金管楽器は息で音を生み出すからです。

肋骨や横隔膜が動くことによって息をたくさん吸うことができます。反対にお腹の筋肉を使うことで効率よくたくさんの息が吐けます。

詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。

https://xyzzy.site/腹式呼吸の4つのポイント/腹式呼吸の4つのポイント.html

より効率的な息の使い方が書いてあります。

 

アレクサンダーテクニークを使う。

音を大きくしたいときにも実はアレクサンダーテクニークは非常に便利です。

なぜなら頭と脊椎の関係が押し下がっている方向にいっていると、身体全体の動きが固まりやすく、息も吐きにくくなったりするからです。

こちらにアレクサンダーテクニークの使い方について書いてありますので参考にしてみてください。

https://xyzzy.site/アレクサンダーテクニークとは?/アレクサンダーテクニークとは?.html

音を大きくするにはなるべく少ないエネルギーで音量を上げていく必要があります。

 

 

息と唇のバランス

音が大きくなればなるほど吐く息の量は増えます。しかし、同時に唇も緩んでいる必要があります。

なぜなら息の量だけ増やしても音程が上に高くなったり、音が遠くまで届きにくくなるからです。

自分もこのことに気付くまでは、とにかく息を吐いてばかりいました。しかし、全然音は大きくなりませんでした。

もちろんアンブシュアの緩みすぎはよくありません。自分の音をよく聞いて適切なバランスを見つけてみてください。

特に以下の点について自分の音をよく聞くとバランスが掴みやすいです。

アンブシュアを締め過ぎていると音程が高くなったりオンがきつくなる。

 

アンブシュアが緩み過ぎていると音程がぶら下がったり音の焦点がぼやけてくる。

 

 

 

右手の入れ方。

ベルに入れている右手の入れ方次第で音量はアップできます。

なぜなら右手でベルを被せすぎてしまうと振動が途中で止まってしまうからです。

右手に関してもネット上で様々な情報が落ちていますのでこちらも参考にしてみてください。

ベルリン・フィル4番 サラ・ウィリス

 

エンゲルベルト・シュミット

 

 

 

音色の捉え方。

綺麗に音を出そうとするとフォルテで音は大きく聞こえにくくなります。

なぜなら音が大きくなればそれだけ音色も荒々しくなり良い意味での雑さが出てくるからです。

これは求めている音楽によっても変わってくるので音楽の中でどんな音色を求められているか意識したほうがいいでしょう。

音色を荒々しい感じに変えるだけでも音は大きく聞こえやすくなります。

 

パート内で音程や音色を揃える

特に合奏中はホルンはパート内で協力することで音量が大きく必要が出てきます。

トランペットなどと違いベルが後ろを向いているので音量という面では聞こえにくいからです。

ついつい音を大きくしようと一人で頑張ってしまうかもしれませんが是非周りの音を聞いて音程や音色を近ずけてみてください。

1人1人の音は小さくても他の人と合っていると掛け算になって音が共鳴し合ったり倍音が増えて音が大きく聞こえるようになります。

 

 

まとめ

ここまでホルンの音量を上げる方法について紹介してきました。

大切なのは以下の6つです。

①息の量を増やす。

②アレクサンダーテクニークを使う。

 

③息と唇のバランス。

 

④右手の入れ方。

 

⑤音色の捉え方。

 

⑥パート内で音程や音色を揃える。

これらを普段の練習で意識してもらえば音量もかなり大きくなってくるでしょう。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

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