喉を開けて吹いて!と言われても感覚がわからないホルン吹きへ。喉を開けるためのヒントと考察

喉を開けて吹いて!と言われても感覚がわからないホルン吹きへ。喉を開けるためのヒントと考察
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・喉を開けると力が入ってしまう。

・喉を開ける感覚が掴めない。

・ハイトーンで喉が力んでしまう。

 

喉を開けて吹きなさい!と指導された方は多いのではないでしょうか?

自分も高校の頃や音大でホルンの教授や先生から指摘・指導されたことがありました。

なのでかなり長い間喉を開けようとオー言いながら吹いたり、あくびの真似をしていました。

ただこの吹き方をしても喉が苦しくなるだけでイマイチ意味がよくわからなかったため自然と喉を開けることは諦めていました。

ただ最近になってようやく喉を開けることへの言語化ができてきました。

 

 

喉を開ける=喉の筋肉で息の流れを邪魔しない。

特に自分はいつもハイトーンで喉は力んで締まりやすくなっていました。その方が圧力を高めている感覚に近くなるため無意識に喉の筋肉を使って音を出してたんです。

本来息の圧力は舌を持ち上げたり、口を閉じたり、お腹の力を使って空気を押し出すバランスで作り出せます。息の圧力を高めるために喉は仕事をする必要はありません。

ただこれらの力を使わずにいると代わりに喉でなんとかしようとしてしまうんです。

 

お腹の力を使って息を送り出すことがヒントになる。

喉を開けるという言葉だけ聞くと喉の筋肉を操作して音を変えるというイメージがあります。

でも実際は逆で、喉以外の力を使って力を分散させていくことなのかなと感じています。

特にお腹の筋肉を使って息を吐くことをどれだけ意図的にできるかが大事です。

お腹で息を吐いているつもりでも上の音域になると息の圧力の感覚を得るために喉周辺の力を使いたくなります。

アレクサンダーテクニークを学ぶと「感覚的評価は当てにならない。」と教わったりしますが、まさにこの圧力が高まる感覚が喉の力みとリンクしやすいんです。

 

身体の中で何をしているか?朝練 呼吸法・喉とアンブシュアの関連性 藤井完さん著書からの考察。

 

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喉を開けるということに関して藤井 完先生が書かれた著書があります。実は自分も学生の頃に藤井先生に二度ほどレッスンを受けました。

ただ当時は本に書かれた意味や先生がおっしやっていた意味を理解することができませんでした。ただ改めてこの本を開くとなるほどと!そういうことか!と気が付くことがあります。

この本のなかで藤井先生が主張されていることのポイントとしては3つありました。自分が気が付く範囲のためまだまだあるかもしれませんが。

・喉を開けるとは引き上げる筋肉と引き下げる筋肉を拮抗させた状態で吹くということ。そのために身体が響くポイント(アインザッツ)を意識することがヒントになる。

・息を吐いている時でも息を吸う筋肉を使う。(呼気時の吸気的傾向)

・呼吸の動き、呼吸筋、アンブシュア、舌の動き、筋肉は喉頭機関や声門の動きと関連している。

これらのことを踏まえてホルンを吹いてみる上の音域の音が響きやすくなったり喉へのストレスが軽減したなと感じています。

 

 

 

喉の引上げ筋肉と引き下げ筋肉の拮抗バランス

 

 

実際にMRIでなどで動きを見てみないと分からないので真偽のほどは分かりません。

ただボイストレーナーの発信している情報や声楽の専門書などを調べてみると喉頭懸垂機構という筋肉群のバランスが音色や音域のコントロールに関係していると言われています。

そして自分が身体への響きを感じて吹いた時に音が響くようになった経験も踏まえ金管楽器にもこの筋肉群への意識は役立つ可能性はあると感じています。

藤井先生曰く喉が力んでいる状態というのはこの筋肉バランスが偏ってしまっている状態だと。

「喉に力が入っているよ。」という注意を受けるときは拮抗する筋肉のどちらか一方だけが収縮しすぎて硬くなっている場合が多いのです。朝練 管楽器の呼吸法 藤井完著より引用

 

 

さいごに

藤井先生が本の中で主張されていること、またこのブログに書かれていることも絶対に正しいとも限りません。

なので喉を開けるにはこの方法にするべき!なんてことはいいません。自分もまだまだ勉強中なので。

だからこの情報を鵜呑みにはしないで欲しい。

ただ音色や音のコントロールをする際に喉周辺の筋肉が間接的に何らかの役割をしてくれていると考えた方が自然です。

体全体の力が偏らず、頭の動き、アンブシュア、舌、呼吸筋などの力とバランスよく使うことが大事なんだろうと現時点では考えています。

また喉についてわかってきたことがあればその都度書いていきます。今回はここまで。

 

 

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