座奏におけるホルンの姿勢と股関節について

座奏におけるホルンの姿勢と股関節について
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・ホルン座奏のポイントを知りたい。

 

・練習していると腕や身体が疲れやすくなる。

 

・椅子に背もたれしたくなってしまう。

ホルンを練習する際はイスに座って練習する方が多いと思います。

ただそのときの身体の使い方に関してちょっとした思い違いがあったりすると体に知らず知らずの間に負担がかかっている状態になることがあります。

アレクサンダーテクニーク教師(仮免許)の観点から今回は座奏における効率的な身体の使い方について紹介していきます。

 

 

身体を後ろに反らしてませんか?

まず座っているときに無意識のうちに背もたれをしている場合があります。

僕たちが普段、呼吸をするためには肋骨が動く必要があります。では、その肋骨はどこが動いているのかというと背中側ある肋椎関節から骨が動いています。

この動きが背中を反らすことにより制限されてしまう場合があるんですね。

ではなぜ?背もたれの方が楽に座っていられると感じるのかというと支える場所が増えてバランスがうまく取れるからです。

座って吹くときに身体を支えられる場所が分からないから背もたれで座っているんですね。

 

股関節の上でバランスを取り続けている

座っているとき僕らは股関節の上で動き続けています。骨盤と足(大腿骨)がこの関節でつながっています。

ですがこの関節の場所を勘違いすると身体を支えるとき脊椎に負荷をかけて疲れやすくなってしまいます。

特に股関節を腰の辺りにあると勘違いしている場合です。

よく腰を曲げてとか、腰を前に倒してと言われますが、実際には腰からではなく股関節から曲げたり動かすことができるんです。

楽器を吹かれる方や歌を歌われる方は表現しようとするとき身体を動かして表現しようとしたりします。

その際この場所から動かして脊椎を反らしたり前にかがもうとして脊椎に負荷をかけているケースがあります。

 

自分で股関節を探してみよう。

では自分で自分の股関節を探してみましょう。

以下の手順で探求してみてください。

①両足で立ってみましょう。

 

②両手を骨盤の左右の出っ張りがあるところに手を触れてみましょう。

 

③その出っ張りから少し下、内側に股関節があります。足をグルグル回してみましょう。

いかがでしたか?

かなり身体の内側、もしくは下の方に股関節があることがわかると思います。

僕らはこの関節から胴体を前に倒したり後ろに反ったりいろんな方向に動かせるわけです。

 

ホルンの座奏における股関節の使い方について

ホルンを練習するときに身体を後ろに反らせて座りたくなるのは脊椎に負担をかけてバランスをとろうとして辛くなっていくからです。

なぜなら椅子という1つの支えが増えるため楽に感じるからです。

なので日頃練習するときのヒントとして

頭の繊細な動きが体全体に影響を及ぼすと思いながら股関節から胴体を若干前に倒して練習してみてください。

これによって肋骨の関節が動きやすくなり呼吸が楽にできるようになったりします。

何となく座ってもいいけれど、自分がどんな座り方をしているのかを観察してみるとまた新たな発見があるかもしれません。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

 

 

 

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