
・ホルンの正しい構え方って?
・だんだん腕が辛くなる。
・もっとホルンを楽に持ちたい。
ホルンの構え方というのはアンブシュアやタンギングなどの奏法よりも重要視されにくいです。
自分も以前はあまり深く考えずにホルンをなんとなく持っていました。ですが練習していると次第に腕が痛くなっていきました。
なので今回はホルンを楽に構えられる5つのポイントについて紹介します。
効率の良い構え方で吹けば身体も楽な状態で吹けて音もより遠くまで響かせることができます。
腕の関節と骨
一般的なホルンのレッスンでは楽器の正しい構え方を修正されて覚えていくことが多いです。
ですが自分の身体の構造を理解していないと実は不利な構え方になって吹いている可能性もあります。
・胸鎖関節
・肩関節
・肘関節
・肩甲骨
・鎖骨
腕の関節や骨などの解剖学的な知識などを基に構え方を考える事でより楽にホルンを持ち上げることができます。
ホルンを構えるときは主に鎖骨、肩、肘周辺の関節が動きます。以下の動画を見て動きを見てみましょう!
肩関節の動き
肘関節の動き
胸鎖関節の動き(1分34秒あたりから関節の動きが分かります。)
この3つの関節を動かしてあげることでより効率よく腕を使うことができます。
以下の2つの手順で楽器を構えてみましょう。
①頭が動いて身体全体がついてきて
②胸鎖関節、肩関節、肘関節がホルンを持ち上げる動きを手助けをすると思いながらマウスピースを自分の口に近づける。
腕の筋肉(大胸筋)

楽器を持ち上げる際には大胸筋という筋肉が働いています。
この筋肉は主に物を持ち上げたり肋骨を持ち上げるサポートの役割をしています。
楽器を構えるまえに壁に両手を当てて壁腕立て伏せを何度かしてみましょう。
筋トレではないので数回やる程度で大丈夫です。終わったら楽器を構えてみましょう。
楽器を自分の口に持ってくる。

ホルンを構える動きは楽器(マウスピース)を自分の口に持ってくることです。
ですが自分は以前ホルンを持ち上げるとき自分から楽器に近付いて吹いていました。
この方法だと脊椎に負担がかかりやすくなって息が流れにくくなってしまうんです。
自分の口に持ってくるやり方に変えてからホルンもかなり楽に吹けるようになっていきました。
楽器の重さを支える場所はどこ?
ホルンは利き手の違いや習慣になっている癖によってどちらかに比重がかかりやすくなっている場合があります。
自分も左利きのため、無意識に楽器の重さを左手で支えていたので徐々に左手が痛くなったり、腕に力が入っていました。
ですが右手にも重さを預けることでバランスが取れ楽器が楽に持ち上げやすくなっていきました。
顔を左に向ける

ホルンは顔が正面を向いて演奏するように教えられる事があります。
ですが実際には首を左に向けた方が楽に構えることができます。なぜならホルンはマウスパイプが左側にあるからです。
真っ直ぐというのは見た目は美しいかもしれません。ですが右手を後ろに引くため身体にストレスがかかることになります。
演奏する上では見た目より楽器の構造や身体の機能的に効率の良いやり方で吹いた方が良いです。
まとめ
ここまでホルンの構え方のポイントについてご紹介してきました。
- 腕の骨、関節
- 腕の筋肉。
- 楽器(マウスピース)を自分の口に持ってくる。
- 楽器の重さを支えるバランス。
- 顔を左に向ける。
この5つを意識してホルンを構えれば、より楽に楽器を持ち上げることができるようになります。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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