大人から独学でソルフェージュを学ぶときの3つのポイント

大人から独学でソルフェージュを学ぶときの3つのポイント
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・ソルフェージュって大人から始めても効果があるの?

・独学でどうやってソルフェージュ能力を養ったらいいの?

・音楽の才能がない自分が取り組んでも無駄だ。

 

ソルフェージュというと音大受験のための勉強捉える方が多いと思います。

実際、僕も音大受験のために聴音や新曲視唱などのレッスンを受けたりしていました。

ですが卒業してソルフェージュの訓練をしてからリズムが安定してきたり、ハーモニーを感じながら吹ける余裕が出てきました。

音大受験を考えていなくてもソルフェージュを独学で学ぶようになってくると以下のようなメリットがあります。

・リズム感が正確になってくる。

・音程感覚が養われる。

・初見で楽譜が読みやすくなってくる。

・アンサンブルで周りと合わせやすくなってくる。

今回は大人からソルフェージュを独学で取り組む際のポイントについて紹介します。

 

大人からじゃ間に合わないって本当?

ソルフェージュ能力は子供の頃に取り組まないと意味がないと考えていませんか?

確かに幼少のころから音楽に触れている人ほど絶対音感や高いソルフェージュ能力を身につけている場合が多いです。

ですがどんなに年齢が上だったとしても取り組んだだけ効果はあります。

なぜなら僕も本気でソルフェージュに取り組み始めたのは28歳以降からだったからです。

自分も以前は音楽の才能がない自分がやっても無駄だと思っていました。

だから音大で学ぶことはあっても自分から努力をしませんでした。

ソルフェージュ能力は才能だと勘違いしていたんです。今考えるとすごく勿体なかったなと後悔しています。

もしあなたが以前の自分と同じように考えているのなら是非取り組んで欲しいです。

あなたが思っている以上にソルフェージュ能力は努力次第で上げられるし、演奏する上でとても大切だからです。

リズム感を養うときのポイント

リズムは正しいタイミングではなく音の間をよく聞くことが大事です。

よくメトロノームに合わせて機械的に正しいリズムで演奏しようとする方がいます。

ですが音楽的に不自然になってしまうためあまりおすすめはできません。

音楽は機械のように常に一定のテンポで流れているわけではないからです。

上手な人は音楽の流れの中でちょっとだけテンポを巻いたり反対に伸ばしたりして緩急をつけているんですね。

聞こえなくても音の空間があります。この間をよく聞くことで自分のテンポやリズムが走っていたり転んでいるかが判断できるようになるわけです。

実践してみましょう。 四分音符が4つ。 テンポ60で構いません。このリズムを手で叩いてみましょう。

その時にパン!ていう音だけではなくその叩いた音の響きをよく聴いてみましょう。

そうすると次の音を叩くまでにあなたが思っている以上に音には時間があることが分かりますか?この空間をよく聞いて叩いてみてください。

慣れてきたら以下のリズム教本を使って取り組んでみてください。 リズムの基礎

 

ハーモニーの感性を養うときのポイント

これはコールユーブンゲンや新曲視唱の教材を使っていくとき音程の幅や響くポイントを捉えながら取り組んでみてください。

音程の高さによって音が響いてくるポイントは変わってきます。

音が高くなればそれだけ音程の幅は狭くなるし、反対に低くなれば広くなります。

以下の譜面を歌ってみて音程の感覚を養ってみてください。

録音して自分の声を聞いてみると思っているよりも音程が上ずっていたり、ぶら下がっていたりすることに気付くはずです。

身体がよく響くポイントで歌えるようになってくると音程の幅が少しずつ感覚で分かってきます。

少し慣れてきたら以下の教本を使って取り組んでみてください。↓

子供のためのソルフェージュ

 

聴音の訓練

聴音の訓練をしておくことでアンサンブルするときに耳からより正確な情報を聞き取りやすくなります。

市販で売られている聴音の教材を使っても構いませんが、僕がオススメなのが洗足学園のオンライン聴音です。 洗足オンライン聴音

これは無料で勉強ができますし、ゲーム感覚でも様々なソルフェージュ能力を鍛えられます。

答え合わせができたら和音分析をしたり実際に歌ってみましょう。

和音の違いによる響きや和音進行を聞き取れるようになってくるとより音楽の流れに乗りやすくなって周りと合わせやすくなります。

 

まとめ

ここまで独学でソルフェージュを訓練するときのポイントをお伝えしました。 以下の3つです。

・リズムは音が鳴っていない時間を聞く。

・音程の幅や響くポイントを捉える。

・聴音した後は和音分析したり実際に歌ってみる。

僕もまだまだ勉強中の身ですが、日々5分10分取り組むだけでも少しずつ変化を感じられるはずです。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

 

 

 

 

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