ホルンが世界一難しい金管楽器である3つの理由

ホルンが世界一難しい金管楽器である3つの理由
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ホルンは世界一難しい金管楽器としてギネス記録に認定されています。

ですががぶっちゃけ何がそんなに難しいの?と疑問に感じたことはないでしょうか?

自分はホルンを吹いているのでこれがすごくよく分かります。ホルンはちょっと油断するとすぐに音ミスしてしまいます。

今回はホルンが世界一難しい金管楽器である理由と練習していく上での取り組み方のヒントを紹介します。

 

 

ホルンが世界一難しい理由

ではなぜ?ホルンは難しいのでしょうか?

それは以下の3点が理由です。

幅広い音域の倍音を目に見えない息のスピードや量でコントロールしないといけないから。

 

・唇のコンディションが日によってコロコロ変わるから。

 

・難しい楽器だと思い込むから。

 

他の金管楽器よりも倍音の数が多い

ホルンはトランペットやトロンボーンといった他の楽器と違いF管という長い管を使って吹いているのでコントロールが難しいです。

以下の画像をご覧ください。これがホルンのF管で出せる音域です。上から下まで合わせると4オクターブにもなります。

ホルンは楽器によってB管やハイEs管とも組み合わせている場合がほとんどなので余計大変です。

しかも!目に見えない息で音を鳴らしているのでコントロールするのはとても大変。

よくホルンの音はぷるん!と聞こえてしまうことがあります。あれは隣り合った倍音が混ざった音なんですね。

 

 

唇のコンディションが日によってコロコロ変わるから。

これはホルンだけではないかもしれませんが、金管楽器は唇を振動させて音を鳴らしているので、その日の体調によって音の鳴りやすさが変わってしまいます。

寝不足だったり前日に練習をやりすぎていたりすると口の筋肉が硬くなりやすく音を出すのが大変になります。

なので昨日できたから今日は大丈夫!ということが言えない楽器なのです。

 

 

難しいと思い込みやすい。

ホルンは難しいと思い込んでしまって余計難しくなてしまうことがあります。

人間の身体というのは、考えていることが影響してしまうからです。難しいと思えば思うほど、体が固まり息も吸えなくなったり、吐きにくくなったりします。

自分も以前は、ホルンってどんな楽器と聞かれたら、「世界一難しい金管楽器としてギネス認定されている楽器だよ。」と説明していました。実際、ホルンは自分自身も難しいなと思っていました。

確かにホルンは世界一難しい楽器としてギネスに認定されています。しかし自分で本当に難しい楽器だと思い込むと、余計に音を出すのが怖くなったり、音を外しやすくなってしまうんです。

ホルンってやっぱり難しい楽器だなあ。

 

ホルンが吹けるようになるためには?

ではホルンはどのように練習すればいいのでしょうか?

ホルンは難しい楽器と言われていますが以下の3点を意識するとより上達しやすくなります。

ホルンは失敗から学びやすい楽器

 

・日々の体調管理や練習量の調節

 

・難しいではなく簡単だと思い込む。

 

 

失敗から学びやすい。

実はホルンは他の楽器と違い失敗から学びやすいのです。

なぜなら音を外しやすい楽器だと思われているので仮に上手くいかなくても大目に見てもらいやすいんです。

実際、自分も高校の吹奏楽部や音大で先生から、ホルンは音を外しやすいからと失敗してもあまり強く注意されませんでした。

おかげで自分の練習に安心して取り組めたと思います。

トランペットのように難しい楽器だと思われていない楽器こそ、そのくらいできるでしょ!と思われて周りのプレッシャーに苦労してたりします。

 

 

 

体調管理や練習量の調節

ホルンは体調管理や練習量の調整を自分の口と相談しながら試行錯誤する必要があります。

なぜなら日頃食べる食事や睡眠などが疎かになってると唇が振動しにくくなりますしピアノなどと違い、唇を使っているので練習すればするほど音を鳴らすことが大変になっていくからです。

自分はなるべく口を良い状態にしていたいので、食事や睡眠にも気を配ったり練習しすぎたなと感じたら次の日練習量を減らしてみたりあえて1日吹かない日を作ったりもします。

 

 

 

 

 

難しいではなく簡単だと思い込む。

上手くなるためにはホルンって簡単だと思い込むことが大事です。

なぜならその方が変な恐怖心もなく練習に取り組めるからです。

自分は音大の頃にお世話になったホルンの先生から「ホルンって簡単だよ。」とレッスン中何度も言われ続けていました。おかげで今ではホルンって簡単だなと思い込めるようになったと思います。

ホルンが上達するためには、本当に多くの失敗から学ぶ必要があります。

そのために最初から難しいとハードルを高くするのではなく、簡単だと思い込んで上手くいかなくても何度もチャレンジする姿勢が大事なんです。

ホルンなんて超簡単!

 

 

まとめ

ここまでホルンが世界一難しい楽器である理由と練習の取り組み方についてお伝えしました。

日頃の練習の中で、ホルンの難しさを痛感し、嫌になることもしれません。ですが、ホルンはそれだけ表現の幅が広いのです。

その証拠にホルンは木管や絃楽器ともすごく相性の良い楽器です。是非以下の3点を意識してホルンの練習に取り組んでみてください。

ホルンは失敗から学びやすい楽器。

 

・日々の体調管理や練習量の調節

 

・難しいではなく簡単だと思い込む。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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