ホルンのダブル・トリプルタンギングの舌の動きと効果的な5つの練習方法

ホルンのダブル・トリプルタンギングの舌の動きと効果的な5つの練習方法
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・カやクの発音でタンギングする仕組みがわからない。

・発音すると音の粒が揃わない。

・リズムが転んでしまう。

ホルンのダブルやトリプルタンギングを練習していてこんな悩みがないでしょうか?

これらのタンギングはTとKの2つの発音を使うため音の粒が揃いにくかったりリズムが転びやすいです。そのため幼稚な音に聞こえてしまいます。

自分も以前は音の鳴りが弱々しくなって音の粒がなかなか揃いませんでした。

ですが舌の動きを理解したりダブルやトリプルタンギングはKの発音を個別に訓練することで綺麗に発音できるようになっていきました。

今回はそのKの発音の舌の動きや練習する上でのポイントをお伝えします。

練習する際のヒントにしてみてください。

 

Kの発音のとき舌はどう動いているか?

Kの発音は舌の奥に触れて息を塞きとめています。まずはこの舌の動きを実際に自分で観察してみましょう。

それでもよくわからない場合はと言うのを我慢してみるとその動きを見つけやすいです。

この舌の動きのせき止めと舌の離しによってKの発音ができます。そういった動きがあるんだと思いながら発音してみましょう。

 

ダブル・トリプルタンギングの効果的な練習方法

ここからはダブルタンギング、トリプルタンギングの練習方法を紹介します。

今回提案したいのは以下の5つです。

・アレクサンダーテクニークを使う。

・息の流れを邪魔しない発音を探す。

・ソルフェージュの訓練

・Kの発音から発音。(ゆっくりのテンポで。)

・舌は前のイメージで。

 

アレクサンダーテクニークを使ってタンギングしてみよう。

アレクサンダーテクニークを使うことで体全体の動きを良い方向へ調整することができます。

タンギングが速くないのは舌の筋肉が足りないからだと考える人は多いですが実はタンギングの問題は舌以外が原因の場合が多いです。

舌の筋肉は首周辺や腕の筋肉と連動しているため全体の動きが固まっていると舌の動きも動きにくくなってしまうからです。

舌ばかりではなくまずは頭の動きを意識してみましょう。

アレクサンダーテクニークのやり方はこちら→アレクサンダーテクニークとは?

 

 

息の流れを邪魔しない発音を探す。

タンギングが苦手という方は途中で息の流れが止まっている可能性があります。

どんなに舌を速く動かせても息の流れがないと音を発音することはできないからです。

ダブルもトリプルもシングルと基本は同じです。音を出すのはあくまで息の流れ、それにニュアンスを付けるのが舌の役割です

タカタカよりもダガダガ、デゲデゲなどの発音の方が上手くいくかもしれません。

いろいろな発音で練習してみましょう。

 

 

ソルフェージュの訓練

タンギングするときに音の長さがバラバラだとリズムが転んでしまうことがあります。

自分も以前までダブルタンギング のリズムが前に詰まってタイミングがズレていました。

メトロノームを使って練習することも大切かもしれませんが、そもそもの自分のリズムの感覚を訓練によって洗練させていった方が曲を吹くときに柔軟に修正がしやすくなったりします。

詳しい訓練方法はこちら→大人から独学でソルフェージュを学ぶときの3つのポイント

 

 

ゆっくりなテンポでKの発音から始める

ダブルタンギングの場合に発音するときにタカタカではなくカタカタと言いながら自分の音をよく聞きながらKの発音がTの発音と近くなるようにしてみましょう。

こうすることで音の粒が揃いやすくなります。

 

舌は前のイメージでタンギングする

Kの発音をする時は舌が後ろに引っ込みやすくなるためあえて前にいくイメージで発音するとタンギングがしやすくなります。

舌を後ろに引っ込めすぎてると舌や喉周辺の筋肉を固めてしまったり口の中が広くなりすぎて舌の移動が大変になってしまいます。

本当に舌が前にいくわけではありませんが後ろを意識すると舌を引っ込めすぎてしまうんです。それを防ぐためあえて前をイメージしてみてください。

 

まとめ

ここまでダブル、トリプルタンギング の練習方法について紹介しました。

以下の5つを意識して練習してもらえればタンギングがやり易くなると思います。

・アレクサンダーテクニークを使う。

・息の流れを邪魔しない発音を探す。

・ソルフェージュの訓練

・Kの発音から発音。(ゆっくりのテンポで。)

・舌は前のイメージで。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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