ホルンの低音域が豊かに鳴る6つの方法

ホルンの低音域が豊かに鳴る6つの方法
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ホルンは4オクターブという広い音域を出すことができます。しかし、ホルンの低音は苦手だと感じる人は多いです。

低音は唇を緩めれば比較的簡単に音が出せます。しかし、自在にコントロールしたり、より音を響かせるためにはさらに工夫が必要になります。

ホルンの低音域を豊かに鳴らすためには6つの方法があります。ホルンの低音域が苦手という方は参考にしてみてください。

 

 

上の音域から半音階で下がる

 

低音を鳴らすためには、上の音域から半音階で下がる練習がオススメです。

なぜなら上から下までコントロールできる吹き方を身につけないと、曲を吹いたときに、無理して音を出しやすくなるからです。

自分も以前は、低音域を鳴らそうと考えて、下の音域ばかり練習していた頃がありました。

ですが、下しか鳴らない吹き方になり調子を崩して音が鳴らなくなっていました。

ホルンであれば最低でも真ん中のFから上のCあたりを基準に音を出してみてください。低音が鳴らないからといって低音ばかり練習するのはお勧めしません。

 

マウスピースのプレス(密着)

低音域ほどマウスピースのプレスをしない人は多いです。

なぜなら下の音ほど唇を緩めてくため、唇の密着が減っても音をある程度鳴らせてしまうからです。

自分も特に練習しなくても低音域は鳴らせてしまった方なのですが、かなり音が弱々しくなっていました。

マウスピースのプレスをしてはいけないと考える人は多いですが、そもそも唇に密着しなければ音は出ないんです。

 

口の中(やり過ぎではなく、、)

低音域ほど口の中は広くなっていきます。ですが低音域が苦手な人は広くし過ぎている可能性があります。

本質的には自分が出したい音の適切な広さが大切なんですね。

大抵の教則本には低音域ほど口を開けましょう。オーと言いましょうと書いてあります。しかしその言葉を鵜呑みにするとやり過ぎて今度は高音域に問題が発生したりします。

音が下がれば自然と口の中は広くなるので意図的に口を広くする必要って無いんですね。

 

息の量

低音域ほど息の量は増えていきます。だからといってこれも息をとにかく吐けばいいという訳ではありません。

なぜなら自分が出したい音の適切な息の量を吐く必要があるからです。

自分も以前は低音域を鳴らそうと息をとにかく吐いていました。ですが、音が途中でカスれていました。

低音=息の量増やすという吹き方ではなく、自分が出したい音の音量や音色に合った息の量を吐くことが大切です。

 

 

 

アンブシュアタイプを理解して使う

金管楽器は人それぞれに合ったアンブシュア タイプを知って練習することで、より低音域が効率よく吹けるヒントになります。

アレクサンダー教師バジル・クリッツァーさんがDavid Wilken氏のサイトを翻訳してくださっています。

こちらから自分のアンブシュア タイプを見つけてみてください。↓

https://basilkritzer.jp/archives/4855.html

自分はアンブシュアタイプ1(超高位置)ですが、このタイプだと理解してからは低音の音もかなり響きやすくなりました。

 

 

少し顎を前に突き出す

低音を出すときに、下顎を前に突き出す動きを利用すると、低音の音量や響きが増えるヒントになります。

低音を鳴らすためにはアパチュアをある程度広くする必要がありますが下顎を前に突き出すことでより立体的にアパチュアをコントロールすることができるからです。

自分もこの動きをやらないときは低音の鳴りに限界がありました。音が大きくなりにくかったです。

低音が鳴りにくいという方はもしかしたらアパチュアを平面的な意識で吹いているのかもしれません。

 

まとめ

ここまで低音域をより豊かに鳴らす方法について紹介してきました。

ホルンの低音が鳴らなくて悩んでいる方は以下の6つを是非試してみてください。

  1. 上の音域から半音階で下がる。
  2. マウスピースのプレス(密着)
  3. 口の中を適切な広さで。
  4. 適切な息の量
  5. アンブシュアタイプ
  6. 下顎を少し前に突き出す。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

 

 

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