昨年の10月頃からアンブシュアを見直し始めて、気づけば約半年が経ちました。
まだ完璧ではありませんが、以前に比べると吹き方もかなり安定してきて、上から下まである程度コントロールできる感覚が見えてきています。
今回はこの半年で
どんな変化があったのか、そして何が変わったのか
をまとめてみたいと思います。
なぜアンブシュアを変えようと思ったのか
もともと、自分の音自体はそこまで嫌いではありませんでした。
むしろ気に入っている部分もあったくらいです。
ただ、明確に困っていたことが2つありました。
① ダブルバズが出やすい
特に中音域で音量を上げたときに、雑音のような「ダブルバズ」が頻繁に発生していました。
これは長い間ずっと悩んでいたポイントです。
② とにかくバテやすい
自分でも「この吹き方だとバテやすいよな」という自覚はありました。
ある程度は工夫で改善できると思っていたものの、
• 早い段階で消耗する
• 吹き終わる頃にはヘロヘロ
• 回復にも時間がかかる
といった状態で、だんだん限界を感じるようになってきました。
当時の吹き方の特徴

当時は、
• マウスピースを下唇に“乗せる”ような状態
• 下唇を少し巻き込んで挟み込む形
で吹いていました。
この状態だと、
• 最初は鳴る
• でも徐々に上の音域が苦しくなる
• 消耗が激しい
という流れになりやすく、
「これは一度ちゃんと見直した方がいいかもしれない」
と思い、アンブシュアの変更を決断しました。
半年間で起きた変化(結論)
結論から言うと、かなり大きな変化がありました。
① ダブルバズがほぼ消えた
以前は驚くほど頻繁に出ていたのが、
今はほとんど出なくなりました。
② バテにくくなった
以前は吹き終わると「もう無理…」というレベルでしたが、
今は
- 疲れはあるけど調整できる
- 吹けなくなるほどではない
という状態に変わりました。
1時間吹いても「まだいける」という感覚があります。
③ 音の響きが柔らかく、伸びるようになった
ロングトーンの感覚が大きく変わりました。
以前は
「鳴らし続けている感覚」だったのが、
今は楽器が自然に鳴ってくれている感覚に近いです。
④ 音域によるムラが減った
音域によって
- 音色が大きく変わる
- 吹き方を変えないといけない
ということが減り、跳躍もかなりやりやすくなりました。
何を変えたのか(本質)
一番大きかったのは、「挟み込んで鳴らす」から「流れの中で振動させる」への変化です。
変更前
- 唇でマウスピースを挟み込む
- 振動を“作りにいく”
- コントロールで鳴らす
👉結果:鳴るけど消耗が大きい
変更後
- 唇をマウスピースの中にしっかり収める
- (いわゆるアンゼッツンに近い状態)
- 息の流れの中で自然に振動する状態を作る
👉結果:無理が減り、効率が上がる
息のスピードの捉え方が変わった
ここはかなり大きなポイントでした。よく「息のスピードを速く」と言われますが、
以前は力で押し出すイメージでした。
でも今は違います。邪魔を減らして、自然に速くするイメージ
例えば、お米を袋から出すとき、

- 中途半端だと詰まる
- 口がしっかり開いていればスムーズに流れる
これと同じで、
息も「押し出す」のではなく、流れやすい状態を作ることが重要でした。
結果として起きたこと
- 無駄な力が減る
- 唇の消耗が減る
- 音が自然に響く
- 音程が合いやすくなる
特に「下の響き」が増えたことで、他の楽器との混ざり方も良くなったと感じています。
まとめ
アンブシュアの変更は、とても繊細でナーバスなテーマです。
正直、誰にでも「変えた方がいい」とは思いません。
ただ、自分のケースでは
- 明確な問題があった
- 構造的に限界を感じていた
という背景があり、結果として大きな改善につながりました。
今後もまだ変化していくと思うので、
またタイミングを見て経過を共有していこうと思います。